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忍ぶれど・・・
色に出にけりわが恋は。サイト更新状況と日々のよしなしごとを。
攻殻&イノセンス
昨夜、というか今朝5時まで観てました押井守スペシャル。
終わったときはもう空が明るかった・・・。
初日に「攻殻機動隊」、最後に「イノセンス」。これって私のために?(笑)

最終夜の昨日は「うる星やつら2ビューティフルドリーマー」を観て、「AVALON」は寝てしまい「イノセンス」に起きる。
「AVALON」はタルコフスキーのようだと誰かが言ってたけどその通りだと思う。「鏡」はわたしが唯一映画館で寝た映画です(笑)。

まずは「攻殻」。
以前観たはずなのに、実はまったくと言っていいほど印象が違う。これって記憶の改竄?捏造?まさか、電脳ハックされた?(ありません)
もっと男性向けエンタテイメントだった気がしてたんだけどな。
実際はかなり無性というか無機的で観念的だった。生命にかかわるエロスはほとんど感じない。利己的遺伝子の概念が用いられていたのは今観てわかることだけど、人間存在の本質を追求するあまりに情緒的な部分を極限までそぎ落としている点が難解なんだと思う。物語において情に訴えることをしないから、受け手が感覚で理解できない部分がある。そういう意味で非常に理性的、ぶっちゃけていえば理屈っぽい。
それでも香港クーロン城を髣髴とさせる世界や電脳や義体、草薙素子を始めとするキャラクターなんかのケレンを楽しむことも十分できる。まさにヲタク向け作品でした。

そんな才能が、さらに高みを極めたのが「イノセンス」になるでしょうか。
一過性の、時系列に進むストーリー性よりも、緻密に構築された世界を何度でも楽しめることが最大の魅力だという宮台氏の賞賛に賛同。この作品で「押井攻殻」の世界は生命を得たと思います。いわば「ゴースト」を獲得したといってもいい。インタビューで命を削ったと押井氏が言っていましたが、あの美しさはまさに生命が吹き込まれているのでしょう。アニメーションという表現の最高結晶と言ってもいいのではないでしょうか。
観終わっても昂奮のせいか、なかなか眠れませんでした。

SACを補完中なので、あと見てないのは原作だけ。どうも絵柄や作風がなあ(笑)。大友克洋に萌えを足したようなあのテイストが苦手です。まあいつかは挑戦してみようか(後ろ向き)。

攻殻はとてもインスパイアのある作品だと思います。多くのクリエイターが影響され、そこからまたさらに優れた別の表現や作品に昇華していく。それは勝れた遺伝子が受け継がれ広がっていくことに似ています。翻って言うならやはり素晴らしい作品であるということの証なのでしょう。


★11日の拍手、ありがとうございます。
世間はお盆休みですね~あなたの夏休みはいかがでしょうか?

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